沖縄の不発弾のこと
先日、町に出る途中にいつも通る道路が片側通行になっていました。下水道工事に伴う不発弾磁気探査をしていました。畑が多く静かな集落ですが、私も不発弾の上で生活しているのかもしれません。
沖縄が好きになり本土から通っていた頃、沖縄の歴史や、沖縄戦関連の本なども読むようにしていました。大学時代の恩師に沖縄の話をしたら「沖縄戦のことを考えない奴は、俺は認めない」と、静かに言われたことが深く響いたからです。しかし、沖縄に住み始めてから、日常の中に「不発弾発見」「不発弾処理」があることを知り、その現実に驚きました。
今年で、終戦から66年です。戦争の影響は、戦争が終わった後も長い間続くということです。
沖縄の日常の中にある「戦争の影響」を知ったら、「戦争の愚かさ」を感じる一つの材料になるのではないでしょうか。
サザナミフグのこども
沖縄本島南部 波打ち際近くの浅瀬
撮影日 2008年12月19日
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