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Posted by TI-DA at

2014年09月09日

◆「辺野古ボーリング調査中止を」 日本環境会議

沖縄タイムス(2014年9月9日)より

「辺野古中止を」 緊急声明を発表  日本環境会議

 名護市辺野古の新基地建設問題で、幅広い分野の研究者や市民約500人でつくる日本環境会議(理事長・寺西俊一一橋大教授)は8日、ボーリング調査の即刻中止を求める緊急声明を発表した。現場を「日本の自然の宝物というべき海域であり、美しい日本の一つの象徴」と指摘した。
 環境会議は2012年にも、建設の可否を含めて判断する戦略的環境影響評価(アセスメント)の実施を求めて特別決議をした。今回の声明は、現在も「環境保全はまったく担保されないまま」だと断じている。



2007年10月撮影 辺野古の海

  
タグ :辺野古


Posted by 有光綾子 at 22:18グッドニュース

2014年07月21日

◆キャサリン・ミュージックさんの手紙

6月21日のブログに、キャサリン・ミュージックさんの手紙の訳文(沖縄タイムスに掲載されたもの)を載せました。
その後半(続き)です。






ケネディ大使への手紙 ◇下   キャサリン・ミュージック
 
(沖縄タイムス 2014年5月26日)

 2011年、福島でのメルトダウンの直後に、私は沖縄からカウアイ島に移ってきました。当時も今も、日本の状況は非常に深刻だと強く感じています。そうでなければ私は今も沖縄にいたでしょう。私は沖縄を愛しています。前述したように以前長く住んでいましたし、1度離れた後も、死ぬまで住むつもりで戻ってきたのです。私は沖縄の人々の礼儀正しさや共同体意識が好きです。でもアメリカ人として、口をつぐんでいることができませんでした。 

 私は選択を迫られていました。そして11年4月、差し迫った辺野古への移設計画に対して沈黙しないことを決意しました。去年の夏(13年7月)には、沖縄環境ネットワークの要請を受けて、ここカウアイ島から沖縄を再訪しました。大浦湾に潜り、保護のために力を貸すように頼まれたのです。沖縄訪問の際、私は移設計画に勇気を持って反対する名護市長にお会いしました。また、名護市の図書館と那覇市の県立博物館で講演を行い、何度かテレビや新聞に取り上げられました。すべては大浦湾のサンゴ礁生態系の素晴らしさを伝えるためでした。

 キャロライン様、もし私が信頼できる人間であることを保証する推薦状が必要でしたら、ぜひ天皇陛下にお尋ねください。沖縄に住んでいた時、私は光栄にも何度か皇居を訪れ、天皇陛下と皇后陛下にお目にかかりました。天皇陛下は海洋生物を研究されています。陛下のご専門のハゼ類がよく私の専門の八放サンゴの枝に住み着くので、私は陛下のご研究のためにハゼを捕獲して差し上げました。また、当時私は「日本産魚類大図鑑(Fishes of the Japanese Archipelago)」という本の英文編集を行っていたので、お会いしたときは非常に専門的なお話をしました。

 今回、私が書いた2冊の児童書(そのうちの1冊「エリセラさんご」の後ろから2ページ目に、陛下のご専門のハゼが載っているのをご覧ください!)と履歴書を同封しました。私が海洋生物を愛する気持ちからこの手紙を書いていることを保証します。アメリカと日本の政府による攻撃から、現存する最後の素晴らしいサンゴ礁生態系を守ろうとする沖縄の人々を助けてください。私の証明書は完全で、動機は純粋です。私は強い意志と熱意を持っており、決してあきらめません。そして十分な知識を持っています。

 最後に、あなたにハワイ王朝最後の女王リリウオカラニの言葉をお送りします。彼女は優れた音楽家、政治家、作家であり、博愛主義者でしたが、その思いはアメリカ政府によって完全に打ち砕かれました。女王は、アメリカによる侵略からハワイの人々を守ることができなかったのです。

 彼女は1887年に粛々とした調子で書いています。
 「失敗を恐れて行動しなくなることが決してないように。柔軟性が低く、偏狭で、偏見を持っている人はこの世の王国を失うでしょう。逆に柔軟性がありすぎ、あまりに多くの悪いことを許容し、自分では全く判断しない人も同様です。(その中間の道を歩むのは)、カミソリの刃の上、そしてピリ(アカヒゲガヤ)の葉の細い縁に立つようなものです」

 親愛なるキャロライン様、あなたや私同様、リリウオカラニ女王は強い女性でした。ですから私はここであなたと彼女の言葉を共有し、この試みを前進させるための力を得たいと思います。あなたがリリウオカラニ女王と同じくらい勇敢で強い人であると分かることを望んでいます。

 どうか私たちを助けてください。あなたにはそれができるはずです。力を合わせれば、私たちはきっと打ち勝つことができるでしょう。




  


Posted by 有光綾子 at 16:58グッドニュース

2014年07月21日

◆辺野古へ

7月20日、相棒と共に辺野古に行きました。



港に向かって歩いていると、海がよく見えました。
イノー(礁池)の、エメラルドグリーンの色彩が美しいです。
海底はサンゴ等に由来する白い砂地です。
初めて船からこの海域を見た時の感動は忘れません。
そして、その後も船に乗るたび、景観の美しさ、自然界の美しさに感動します。


浜に座って海を見つめました。そして、考えました。

昔からあり続けたこの海。
歴史をさかのぼる程の長い年月の間、人々はこの海を見つめ、考え、癒され、食べるものもいただいてきたことでしょう。
サンゴや海草があり、無数の生きものたちが世代交代を繰り返しながら、営みを続けています。
この海に海草を食べに来るジュゴンは、この時間は沖を泳いでいるのかな・・。

この海を、なぜこのまま残そうとしないのか・・。
今を生きる私たちの代で、断ち切ろうとするのか・・。


オカヤドカリが、すぐそばまで近付いてきました。この海、この浜の住人さんです。パチリと撮影させてもらいました。


撮影日 2014年7月20日




  
タグ :辺野古


Posted by 有光綾子 at 01:08辺野古