2012年3月 干潮の泡瀬干潟

有光綾子

2012年03月24日 18:56

今月も干潮の泡瀬干潟を歩きました。

出会った光景や生きものを紹介します。

沖に向かって歩いていきました。
写真を見ながら想像してみてください。


水深わずか数cm。殻が美しい巻き貝が砂底を進んでいきます。


いろんな種類の巻き貝があちらこちらにいます。二枚貝も様々です。
しゃがんで周囲を見ていると、小さな生きものたちの存在が見えてきますね。


カゴメノリ(褐藻)。網の目が美しいです。


この小さな岩礁に何種類もの生きものがいます。
貝:ハナビラダカラ,巻き貝類
藻類:イソスギナ,ウスガサネ?,ボウアオノリ?,ヒトエグサ,その他の藻類
この他にも、もっといろんな生きものがいることでしょう。
天然の岩礁は、生きものにとって大事な住みかです。


砂地に直径3cmほどの穴。何が棲んでいるのでしょう?


こちらの穴は、サンゴ片などで囲まれています。見事な造りに感心します。


草原のようですが、陸上ではありません。
海草藻場で、潮が満ちたら海の中です。
沖に見えるのは、埋め立て予定地を囲む護岸です。


不思議な形の生きものです。カイメンの仲間でしょうか。


緑が鮮やかです。潮が引いて、緑藻が広がっていました。
前回のクビレミドロとは違う種類の緑藻です。


一面砂地の場所もあれば、岩礁や海藻が多い場所もあります。
茶色く見えるのは海藻(褐藻)です。
風が強い日でした。風が水面を吹き渡ります。

この辺りで引き返し、陸に向かって歩き始めました。

撮影日 2012年3月11日
新たな埋め立て地を造るよりも、泡瀬干潟が守られることを願っています。

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