2013年3月 干潮の泡瀬干潟
Awase tidal flat. March 17,2013
今年の3月、ウミエラ館(泡瀬干潟博物館カフェ)で開催された、「貝のお話会&観察会」に参加しました。
観察会では、子どもも大人も楽しそうでした。
私も、春の海の生きものたちを見て歩きました。
浅い水の中に、海藻が広がっていました。その量に圧倒されます。
砂地にミナミコメツキガニの子どもがいました。どこにいるか分かるでしょうか。
クモのように小さくて、華奢な姿。か細い脚で、歩いていました。
踏んでしまわないように要注意です。
大人と同じように、砂地の穴に入っていきました。砂粒と比較すると、体がまだ小さいことが分かります。
巻き貝の上に、ヒザラガイ類の小さな子どもがいました。
ヒザラガイ類は軟体動物で、背中に殻板が並んでいます。こんなに小さいのは初めて見ました。
卵から孵化して、幼生はおそらく動物プランクトンとして海を漂い、ある程度成長してから、住む場所(岩礁など)に降りてくるのでしょう。
このヒザラガイは、ここに降りたのでしょうか。それとも、歩いて来て、貝に登ったのでしょうか。
泡瀬の海で生まれて、成長する生きものたち。
生きものにとって、弱い子どもの時期を過ごすことができる場は大事ですね。
泡瀬はそんな場所だと、見ていて実感します。
撮影日 2013年3月17日
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