2013年3月 泡瀬にてスノーケリング
Awase. March 9,2013.
普段、潮が引いた時に泡瀬干潟を歩いて見て回っています。干潟の先にある水の中は、上から見てもわかりません。いつも気になっていました。
今年の3月、知り合いが、「春の海で海藻がきれいだよ」と教えてくれたので、スノーケリングをしに行きました。
水面の高さから陸の方向を見てみました。砂地(普段歩くところ)には鳥が見えました。米軍泡瀬通信基地も見えます。
浅い水底には、無数の巣穴が開いています。
水中で見るとこんな感じです。穴の主は、ゴカイやカニでしょうか。
時折、小魚の群れや、クロサギ(という名前の魚)の仲間がやって来ます。
クビレミドロ
Pseudodichotomosiphon constrictus です。水中ではいきいきしているように見えました。沖縄にしかない海藻で、絶滅危惧種です。
何かの生きものの糞です。よく見ると、砂粒でできています。表面には筋状の跡がきれいについています。この生きものも、ナマコのように砂を浄化してくれているようです。
フデノホ(緑藻,「筆の穂」)。白い部分は石灰質です。
寒天状の塊の中に、ピンク色のつぶつぶが見えます。ゴカイの仲間の卵のうだと思います。幼生が孵化して泳ぎ出てくるのでしょう。丸い葉っぱは、ウミヒルモ(海草)です。
ミノムシガイに似ています。ゆっくりゆっくり歩いていました。貝殻は干潟で見かけますが、生きている姿は初めて見ました。
イソスギナ(緑藻)も水中でいきいきしています。
マツバウミジグサ(海草)ときれいな二枚貝です。
陸の方を見るとこんな感じです。泡瀬の街が見えます。
一面の白い砂地、海面は光でキラキラしていました。空は快晴。きっと、誰もが美しいと思うでしょう。
そして、そこに生きる無数の生きものたち。
失いたくない、と思います。
撮影日 2013年3月9日
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